「原田病」発覚!(その1)
2021年2月3日(水)、午前4時。
両目の奥に激しい痛みを感じて目が覚める。
「あーっ、なんかいてーなー。」などと思いつつも、うつらうつらしながら午前5時30分に起床。
起きてみると、なんということでしょう!
右目がボヤけてハッキリ見えなくなっているではありませんか!
まぁ、私はメガネをかけてるんですが、メガネ外した裸眼のボヤけかたというか。
最初はそのくらいだったんですよね。
その日は仕事だったので電車に乗って仕事に。
午前中は外せない会議がありましたが、それが終わったら即行で眼科に行くことを決意。
絶対何かがおかしいと思ってました。
職場の建物に着き、私の目の前を歩く人がチラチラと振り返ってこちらを見ている感じがしました。
その人と同じエレベーターに乗ったところ、「おはよう」と声を掛けられました。
そこで初めて、直属の上司であることに気づいたのでした…。
私は「すいません、目がボヤけて気が付きませんでした。」と詫びを入れました。
そして、昨日からの経緯を説明して、会議後に眼科に行くことを了解してもらいました。
午前10時30分、会議が始まりました。
配布された資料に目を通すと、四角い枠が内側に屈折して見えていることに気が付きました。
これは、いよいよだなー、と思いながらも早く会議終わんないかなーと気が気じゃありませんでした。
午前11時15分ころ、会議が終わり、自分の席に戻って、物が歪んで見えることを周囲に話しました。
すると、同僚の方が準備よく、方眼紙のようなものを私に示して、「これ、どう見える?」と試してみてくれました。(今考えるとなんでそんなもの持ってたんだろ?)
方眼紙を見ると、やっぱり右目の見え方が屈折して見えました。
ちょっと違うけどイメージはこんな感じ
後片付けも早々に、職場近くの美人女医がいると噂の眼科に直行しました。
着いたのが午前11時30分過ぎ。
お決まりの検査を受け、先生の問診。(女医じゃありませんでした…。)
これまでの経緯を説明したところ、追加の検査を指示。
やっぱり方眼紙の見え方の検査と眼底の写真を撮られました。
すぐに再び問診を受け、先生は「あんまり良くない」とポツリ。
えっ、と軽いショックを受けながら、先生は「水漿性の網膜剥離を発症している。」とのこと。
網膜剥離⁉︎
あのボクサーとかがよくなるやつ?
なんで俺が?
と軽く混乱している間に先生は「原田なんとか症がどーのこーの…」と聞き慣れない病名を。
先生は続けて「大学病院の紹介状書くのですぐに行って下さい。すぐ入院もありえます。2週間くらいかな。」
はっ?
そんなにヤバいの? 俺が何をした?
と待合室でボー然とする。
家族にも「視界が歪んで見える。そのまま入院するかもしれない。」と連絡する。
紹介状を受け取って、一旦歩いて職場に帰る。
職場に事情を説明して、荷物を持ち、タクシーを拾って約2キロ先の大学病院まで向う。
タクシーの中で「失明すんのかな?失明したらどうしよう?なったらなったでもうしゃーないな。何か手を考えるしかねーな。」など様々な思いがグルグルと頭の中を駆け回るのでした…。
続く…。